日本と世界の火力発電の比較

日本と世界の火力発電に関するトピックを扱っているページです。世界と比較して日本はどのような点が異なっているのか、また火力発電の世界シェア・割合はどの程度なのか、などといったテーマを取り扱っています。日本のみならず世界の発電に関する事柄に興味がお有りの方におすすめのページとなっています。

日本の火力発電

日本で最初に火力発電所が誕生したのは1887年のことです。今から100年以上も前に設立されました。当時は水力発電による発電がメインだったため「水主火従」の時代と言われていました。

その後高度経済成長によって電力需要が急増したことから、発電効率の良い火力発電にシフトされていき、1960年代からは「火主水従」となっています。現在に至る間に原子力発電太陽光発電など、様々な発電方式が誕生しましたが、現在も火力発電が電力供給量の過半数を占めています。

ちなみに火力発電に使用する燃料は、天然ガス(LNG)・石炭がそれぞれ4割程度、石油が2割程度となっています。

世界の火力発電

世界的に見ても年々電力の消費量は増加し続けています。欧米諸国や日本では今後電力需要が大幅に急増するということはあまり考えられませんが、アジアやアフリカの発展途上国では、これからもどんどん消費量が増えていくでしょう。

世界全体で見ると火力発電が総発電量の約65%もの電力を生み出しており、日本と同じように各国でも主流の発電方式となっています。燃料別で細かく見ると石炭が40%・天然ガスが20%・石油が5%です。(日本の火力発電の最後に登場している割合は火力発電内での割合で、こちらは全ての発電の中の割合です。)

国別にいくつか例を挙げてご紹介したいと思います。

日本

天然ガス28%・石炭25%・石油10%

アメリカ

石炭49%・天然ガス20%・石油1%

中国

石炭81%・天然ガス1%・石油1%

イギリス

天然ガス42%・石炭35%・石油1%

ドイツ

石炭49%・天然ガス12%・石油1%

イタリア

天然ガス56%・石炭16%・石油11%

いかがでしょう。国ごとに特徴が出ているのではないでしょうか。天然ガスを主力としているのは日本・イギリス・イタリアです。一方、アメリカ・中国・ドイツでは石炭が主となっています。

意外に思われるかもしれないのが、各国の石油への依存率の低さです。もちろん火力発電以外のところに関しては石油は必須ですが、火力発電に関しては先進国のどの国も石油を主としていません。これは国際情勢によって石油価格が急騰したり大幅に変動したりするためです。

まとめ

東南アジアやアフリカなどの発展途上国が健在成長を続けていくにつれて、世界的に電力の需要量が高まると共に、火力発電所の需要も高くなるでしょう。しかし二酸化炭素排出などのデメリットを考えると、より効率的に電力を管理することができる大型の蓄電池の開発も同時に進めていくべきだと思います。

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