火力発電に限った話ではなく、どのようなモノやサービスであっても必ずデメリットは付きものです。火の力を活用するため、一般にも知られているデメリットが存在するのですが、そちらをご紹介したいと思います。

火力発電のデメリット・問題点・危険性を知りたいという方はぜひ参考になさってみてください。

大量の化石燃料を必要とする

世界的に見ても依存度が高い火力発電は、それほど多くのデメリットや問題点を抱えているわけではありませんが、主なデメリットは2つあります。まずは1つ目の「大量の化石燃料を必要とする」です。

火力発電ではまず火を生むために燃料を必要とします。主な燃料は天然ガス・石炭・石油です。

火力発電所で電力を作るにはこれらの燃料を使って火を燃やし続ける必要があります。後は、火を燃やし続けるために、ずっと燃料を供給し続けなくてはならないのです。

大量に燃料を必要とするという点では、天然ガスにしても石炭にしても石油にしても共通して言えることなのですが、それぞれの燃料についても簡単に問題点を挙げておきます。

天然ガス 石炭や石油と比べると二酸化炭素の排出量が少なく、最もメリットの多い燃料ですが、石炭と比べると燃料単価が割高です。
石炭 天然ガスや石油よりも燃料自体が安いというメリットがありますので、よく使用されていますが、二酸化炭素を多量に排出します。
石油 天然ガスや石炭とくらべると実はあまり使われていません。火力発電の燃料の割合から行くと上の2つがそれぞれ約4割、石油が約2割です。その理由は、中東の情勢によって石油価格が変動しやすく、そして単価が高いからです。

二酸化炭素を大量に排出する

火力発電における最大の問題点はこちらです。エネルギーの原理上、燃料を燃やせば二酸化炭素が排出されてしまうのは仕方のないことなのですが、やはり火力発電所からは他の発電所よりも多量の二酸化炭素が出ます。

そして、二酸化炭素は地球温暖化の主な原因となっています。

また、二酸化炭素以外にも硫黄酸化物・窒素酸化物などといった排気ガスを出します。かつてはこれらが原因となって公害にもなりましたが、現在では法律で基準が定められていて、大幅に改善されています。

前述の通り、火を燃やす以上、二酸化炭素は排出されますが、その排出量を技術の進歩によってどんどんと少なくすることができれば、数十年先も数百年先も火力発電が世界の電気供給量トップを担っていくのではないかと思います。

事故の危険性は0ではない

火力発電所には万が一の事態に備えた様々な安全設備が備えられているため、原子力発電のように被害が広範囲に及ぶような事故は起こりません。ただ、30年以上前になりますが、火力発電所内のタンクが爆発するという事故は起きています。

今後の課題

火力発電の課題としてよく取り上げられるのは地球温暖化問題です。温室効果ガスとも呼ばれる二酸化炭素を大量に排出するタイプの発電ですので、これからはその排出量を抑えることが求められます。

最新型の機器を導入している発電所はまだいいのですが、旧型の古い機器を使用している発電所は何らかの施策が必要でしょう。

また、もう一つの課題として燃料の問題が挙げられます。火力発電では天然ガスや石炭などといった化石燃料を使用しますが、これらの燃料は国産ではなく海外からの輸入に頼っている状況です。

そのため、燃料価格が上がると電力会社の経営を圧迫し、さらには私たち一般消費者の電気料金に反映されてしまいます。

もちろん化石燃料のほとんどを国産でまかなうというのは無理がありますが、輸入先と上手に交渉を行い、できるだけ安価で仕入れることが求められています。アメリカからのシェールガスの輸入も焦点となります。

それと同時に、国産の新エネルギーとして注目が集まっているメタンハイドレートの実用化に向けた取り組みも必要となります。

実用化に成功すればある程度の燃料を国産でまかなうことができるだけでなく、他国への技術輸出も可能となります。

火力発電に反対する意見

火力発電はもう限界

今世間では原子力発電所が止まっているといった状況なのですが、そんな中、頑張っているのが火力発電所です。

ただ、火力発電所のボイラーというのはもうほとんど設計が古いものばかりなのです。だから、もしボイラーがトラブルで止まってしまったら、停電してしまう恐れがあるのです。

今から、新しく火力発電所を作るといっても、地球温暖化という問題もありますし、この火力発電の稼働は限界があるのではないかと思います。

これからは太陽光発電や地熱発電などといった自然エネルギーを増やすべきではないかと思います。

温室効果ガスを出さない自然エネルギーに期待したい

私は火力発電には反対です。確かに火力発電の「安定して電気を生産できる」という点は評価できます。

しかし、火力発電に用いられている燃料は化石燃料であり、地球温暖化を引き起こす温室効果ガスを大量に排出してしまい、環境を悪くしてしまうからです。

電気をつくることも大切だとは思うのですが、それ以上に、今ある自然をしっかりと保護していくことの方が大切だと思うので、火力発電はあまり良い方法ではないと思います。

風力発電や地熱発電などといった自然エネルギーに期待したいです。

化石燃料に頼るのは良くない

私は、資源の事を考えると反対です。火力発電の原料は化石燃料です。この化石燃料がなくなりつつあると聞きました。供給が不安定な限り、私たちは将来的に安定した生活をする事が出来なくなります。

また、火を燃やすことによって排出される二酸化炭素も環境に良くないと思います。

次に水力発電に関してですが、こちらはダムの建設が必要となってきます。このダムの建設によって、自然環境が破壊されてしまったり、生態系が変わってしまったりする事も考えられるので、これもあまり良くないのではないかと思います。

個人的には太陽光発電と地熱発電、そして蓄電池に期待を寄せています。

二酸化炭素を大量に出す発電

火力発電は、世界での気候温暖化の状況を考えると、反対したいです。特に最近の夏の季節は、異常に気温が上がります。そしてテレビのニュースでは、夏に高温注意の警報が流れたり、熱中症対策の情報もたくさん流れています。

もともと日本の夏の季節は、湿度が高くて蒸し暑くて、世界の中でも特に夏は過ごしにくいと思われます。そうした状況の日本で、火力発電をすることはなるべく避けてほしいです。

さらに、世界的に温度が上昇していると言われていますから、海外でも火力発電を控えてほしいと考えています。地球温暖化対策として、火力発電のような二酸化炭素を大量に出す発電は減らしていくべきだと思っています。

コスト面の影響を受けやすい

私は火力発電によるエネルギー生産に対しては反対です。何故なら、火力発電をすることによって二酸化炭素が発生するからです。

発生した二酸化炭素によってオゾン層の破壊が進み、地球温暖化が進んでいきます。地球温暖化は日本国内だけの問題ではなく、世界全体の問題です。

また、火力発電により、二酸化炭素だけではなく、他の有害物質も発生します。これらの有害物質によって動物や植物や人間など、すべての動植物へ健康被害が生じる可能性があります。

現在は火力発電以外にも風力発電や水力発電などがあるので、健康に影響を与える可能性の高い火力発電を選択する必要は薄いと思います。

その他、火力発電は大量の化石燃料を利用するので、コスト面の影響を受けやすいのもデメリットの一つだと考えます。

温度が上昇し続けると…

火力発電はわが国ではポピュラーな発電方法であり、原子力発電と並んで、これまでたくさんの電気を発電してきました。ですが、火力発電には問題があり、その一つが二酸化炭素を大量に発生させるところです。

二酸化炭素は地球温暖化ガスとも呼ばれ、地球の温度を上昇させる原因の物質となっています。地球温暖化は地球の環境を大きく変えてしまい、温度が上昇し続ければ、人間だけでなく、生き物すべてが住めない星になってしまいます。

そうなってしまったら、生物は別の惑星に移住しなければならなくなり、その惑星を見つけなければなりません。

それはとても困難を極める作業となりますから、そうならないように、地球の温度をこれ以上上昇させない努力が必要になります。そのためにも、地球温暖化ガスを大量に発生させる火力発電はなくしていくべきです。

有毒・有害な物質の排出

火力発電に反対する一番の要因はCO2の排出量の多さです。

現在CO2を削減するために各国さまざまな対策を行い、地球規模でCO2削減に向けて動いている動きとは反対の行為です。地球温暖化やそれに伴う現象など、CO2排出による地球への悪影響はすでに現れており、深刻な問題になっています。

また、火力のための燃料も必要になります。燃料のコストもかかりますし、安定した供給を続けていける保証もありません。

そして、当然、燃料による人体や生物、環境に有毒・有害な物質の排出のリスクもあります。火力発電は効率がいいのかもしれませんが、それに対するリスクや影響の方が大きく、将来の環境や人々のためになる発電方法ではないと思います。

火力発電への依存には反対

火力発電は、発電時に石炭や石油を大量に消費し、それによって大気中にCO2を大量に放出します。

地球温暖化が毎年のように進むこのご時世に、その原因となる大量のCO2を生み出す火力発電を使い続けるのは、環境保護の観点から許されないと考えます。

事実、世界の潮流は脱火力発電に向かっており、欧米などの先進国の金融機関は、CO2を放出する事業を行っている企業から資金を引き上げる動きを見せています。

欧米諸国からは、火力発電に注力する日本は環境に対する意識が低いと見なされかねません。すると、日本の国際的な地位の低下や、外資系の日本企業への投資引き上げといったさらなるトラブルに見回れる恐れがあります。

環境保護の観点からも、国際関係の観点からも、火力発電への依存には反対を表明します。

火力発電は扱いやすい一方で、なんといっても大量に化石燃焼を使用することが一番の問題点ではないでしょうか。エネルギーを生産するために大量の資源を消費するのでは本末転倒です。

それに加えて、資源の消費だけてなく、グローバルウォーミングが世界中で懸念されているなか、大量の二酸化炭素まで発生してしまうのです。そういった観点からも、時代に逆行した発電方法ではないかと考えます。

また、大量に消費する化石燃料は価格の変化が激しく、安定した供給は難しいです。価格が上がれば、結果としてエンドユーザーである我々の電気料金に跳ね返ってきます。

火力発電所は減らした方がいい

火力発電所では、化石燃料を使って発電をします。石炭・石油・天然ガスと、使う燃料は違っていても、いずれもかぎりある貴重な資源です。有限のものです。これらは大切に残して置いた方がいいと思います。

天然資源を使い尽くしてしまうと、素材の原料として使うことができなくなります。プラスチックやビニールも作れなくなります。

身近にあるほとんどの物は、化石燃料を原料にして造っています。それができなくなるなら、生存に必要な物も失われていきます。そのため、今の文明を失うことになります。

化石燃料が失われた後は、どうやって生きるか迷うことになります。あらゆる物が使えない時代になりそうです。

貴重な資源は、大事にした方がいい。簡単に燃やしてしまうなら、将来後悔します。資源を失ってから、それを取り戻すことはできません。そのためにも火力発電所は減らした方がいいです。